睡眠外来
睡眠外来

「しっかり寝ているはずなのに、疲れがとれない」「日中、急に強い眠気に襲われる」「家族からいびきや無呼吸を指摘された」といったお悩みはありませんか?
睡眠は、単に体を休めるだけでなく、脳の疲労を回復し、明日への活力を養うための極めて重要な時間です。しかし、睡眠に何らかの問題を抱えたまま放置してしまうと、日常生活や仕事のパフォーマンスが低下するだけでなく、高血圧や心疾患などの生活習慣病、あるいはうつ病などの心身の不調を引き起こすリスクが高まります。
「こんなことで病院に行ってもいいのかな?」と我慢せず、睡眠のトラブルは早期に専門医へご相談ください。当院では「内科・睡眠障害内科・心療内科」を併設しており、体と心、両面からのアプローチであなたの「質の良い眠り」を取り戻すサポートをいたします。
ご自身の睡眠や日中の体調を振り返り、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
睡眠中の症状(ご家族からの指摘含む)
日中・起床時の症状
※ひとつでも当てはまる方は、睡眠の質が低下し、何らかの睡眠障害が隠れている可能性があります。
睡眠のトラブルは、一つの原因だけでなく、様々な要因が複雑に絡み合って生じます。
身体的な要因(内科・耳鼻科的要因)
肥満による気道の狭窄、扁桃肥大、加齢による筋力低下などにより、睡眠中に呼吸が妨げられるケースです。
心理的な要因(心療内科的要因)
仕事や人間関係のストレス、不安、うつ状態などが自律神経を乱し、脳がリラックスできずに不眠を引き起こします。
生活習慣・環境要因
不規則なシフト勤務、寝る前のアルコールやカフェイン摂取、スマートフォンのブルーライトなど、体内時計を狂わせる習慣が影響します。
睡眠外来では、主に以下のような疾患の診断と治療を行っています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠中に気道(空気の通り道)が塞がり、何度も呼吸が止まる病気です。いびきや日中の強い眠気が特徴で、放置すると心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。
不眠症
「寝つきが悪い」「途中で目が覚める」などの症状が続き、日中の生活に支障をきたす状態です。ストレスや生活環境の変化が引き金になることが多くあります。
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)
夕方から夜、布団に入った時などに脚の奥に「むずむずする」「虫が這うような感覚」が生じ、脚を動かさずにはいられなくなる神経の病気です。
概日リズム睡眠覚醒障害
体内時計と実際の生活リズムがズレてしまい、「昼夜逆転して戻らない」「朝どうしても起きられない」といった症状を引き起こします。
当院では、内科・心療内科の視点も交えながら、多角的に原因を探ります。
問診・診察
現在の症状、生活スタイル、ストレスの有無などを丁寧にお伺いします。身体的な要因だけでなく、心理的な要因が隠れていないかもしっかりと確認します。
簡易睡眠検査(ご自宅での検査)
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合に行います。手の指や鼻の下にセンサーを取り付け、ご自宅のベッドでいつも通り寝ていただきながら、睡眠中の呼吸状態を測定します。
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
簡易検査よりさらに詳しいデータが必要な場合に行う精密検査です。脳波や眼球の動きなどを測定し、睡眠の深さや質、無呼吸の重症度を正確に診断します。(※必要に応じて提携施設をご案内いたします)
血液検査
むずむず脚症候群の原因となる「鉄欠乏」の有無や、睡眠不足が引き起こす生活習慣病(高血圧、糖尿病など)の状態を内科的に評価します。
正確な診断に基づき、患者さんお一人おひとりに最適な治療法をご提案します。各種検査・治療は原則として健康保険適用となります。
就寝時に専用のマスクを鼻に装着し、機械から空気を送り込んで気道を広げる治療法です。
治療によるベネフィット
治療初日からいびきや無呼吸がなくなり、「朝スッキリ起きられるようになった」「日中の眠気が消えて仕事の能率が上がった」と劇的な変化を実感される方が多数いらっしゃいます。将来の心疾患などのリスクも大幅に下げることができます。
不眠症やむずむず脚症候群などに対して、症状に応じたお薬(睡眠導入剤、ドパミン受容体作動薬、鉄剤など)を処方します。当院では心療内科を併設しているため、ストレスが原因の不眠に対しては抗不安薬などを適切に用いることも可能です。
治療によるベネフィット
「眠れない・脚が不快」という夜の苦痛を取り除き、自然な眠りのサイクルを取り戻すことで、日中の活力と心の安定を取り戻すことができます。
睡眠のリズムを整えるための光の浴び方、減量(ダイエット)のアドバイス、ストレスコントロールの方法など、お薬だけに頼らない根本的な改善に向けたアドバイスを行います。
当院では、患者さんに安心して治療を続けていただけるよう、リスクや費用についても透明性を持ってお伝えします。
CPAP療法の注意点と費用
治療開始当初は、マスクの装着感や空気の圧力による違和感(鼻の乾燥、お腹の張りなど)を覚える場合があります。無理なく続けられるよう、マスクの調整を丁寧に行います。
費用は保険適用となり、月に1回の定期受診が必要です(3割負担の方で、機器レンタル料を含め月々約4,500円〜5,000円程度)。
お薬の副作用と依存性について
睡眠薬や抗不安薬には、翌朝への眠気の持ち越しやふらつきといった副作用が出ることがあります。当院では依存性に十分配慮し、必要最小限の種類と量から開始し、症状の改善とともに減薬を目指します。自己判断での増量や急な服薬中止は避けてください。
睡眠の悩みは、「ただ疲れているだけ」「自分の気合が足りないだけ」と片付けられてしまいがちです。しかし、質の高い睡眠は、身体の健康だけでなく、心の健康を保つための土台そのものです。
当院は、内科で身体の数値を診て、睡眠障害内科で眠りの質を改善し、心療内科で心のストレスを和らげるという、総合的なアプローチができるクリニックです。
「ぐっすり眠って、すっきりと朝を迎える」――そんな当たり前のようで、何より価値のある日常を取り戻すために。一人で悩まず、まずは私たち専門医にご相談ください。スタッフ一同、あなたの悩みに優しく寄り添い、最適な解決策を一緒に見つけてまいります。
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