不眠症
不眠症

「夜、布団に入ってもなかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」「朝早くに目が覚めて、それから眠れない」……そんな、眠りに関する辛いお悩みはありませんか?
「今日こそは眠らなきゃ」と焦れば焦るほど、頭が冴えてしまって眠れない。そして翌日は体がだるく、仕事や家事に集中できない。不眠症は、夜の苦痛だけでなく、日中の生活の質(QOL)を大きく低下させてしまう非常に辛い状態です。
「眠れないくらいで病院に行くなんて大げさだろうか」「睡眠薬には頼りたくない」と、一人で抱え込み、市販薬や寝酒でなんとかやり過ごそうとする方も多くいらっしゃいます。しかし、不眠は心と体が発している大切なSOSのサインです。
当院では、内科・睡眠障害内科・心療内科の3つの視点を持ち合わせているため、単に「眠るためのお薬」を出すだけではなく、体の不調・睡眠の環境・心のストレスという根本的な原因にアプローチすることができます。一人で悩まず、まずは当院へ安心してご相談ください。
ただし、不眠症状にうつ病や躁うつ病などの精神疾患を合併している可能性がある場合、専門的治療が可能な精神科をご紹介させていただく場合がございます。
不眠症には、大きく分けて以下の4つのタイプがあります。ご自身の症状に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
入眠障害(寝つきが悪い)
中途覚醒(途中で目が覚める)
早朝覚醒(朝早くに目が覚める)
熟眠障害(ぐっすり眠った気がしない)
※これらの症状が「週に2回以上」あり、かつ「1ヶ月以上」続いていて、日中の生活(仕事のミス、気分の落ち込みなど)に支障が出ている場合、不眠症の治療が必要なサインです。
不眠を引き起こす原因は一つではなく、様々な要因が複雑に絡み合っています。当院では、以下のどの要因が強いかを見極めていきます。
心理的要因(心療内科的要因)
仕事や人間関係の悩み、極度の緊張、不安、うつ状態など、精神的なストレスが自律神経を乱し、脳が興奮状態(交感神経優位)になることで眠れなくなります。
身体的要因(内科的要因)
高血圧、糖尿病などの生活習慣病、甲状腺の異常、頻尿、関節リウマチなどの痛み、喘息の発作やかゆみなど、体の病気や症状が睡眠を妨げます。
生理的・環境的要因
夜勤などのシフト勤務による体内時計の乱れ、寝室の騒音や光(スマホのブルーライトなど)、合わない寝具、就寝前のカフェインやアルコールの摂取、喫煙などが影響します。
ただの不眠だと思っていても、実は他の睡眠障害や精神疾患が隠れていることがあります。
1. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
「夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)」原因が、実は睡眠中の無呼吸による息苦しさであるケースが多々あります。
2. むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)
布団に入ると脚の奥がむずむずして不快になり、じっとしていられず「寝つけない(入眠障害)」を引き起こす神経の病気です。
3. うつ病・不安障害
「朝早くに目が覚めて、気分の落ち込みがひどい(早朝覚醒)」場合は、うつ病の初期サインである可能性が高く、心療内科的なケアが必要です。
当院では「なぜ眠れないのか」の根本原因を探るため、多角的なアプローチを行います。
詳細な問診(心と睡眠のカウンセリング)
いつから眠れないのか、生活リズム、お仕事の状況、抱えているストレスなどをじっくりとお伺いします。現在服用しているお薬が不眠の原因になっていないかも確認します。
血液検査
甲状腺機能亢進症や貧血、鉄不足など、不眠の原因となる内科的な病気が隠れていないかをチェックします。
簡易睡眠検査(ご自宅での検査)※必要に応じて
いびきや睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、ご自宅でできる専用の機器をお貸し出しし、睡眠中の呼吸状態を測定します。
患者さんの不眠の原因やライフスタイルに合わせて、無理のない治療方針をご提案します。各種治療は健康保険適用となります。
「薬に頼りたくない」というお気持ちはとてもよく分かります。しかし、眠れない日々が続くと「不眠恐怖」に陥り、さらに眠れなくなる悪循環が生じます。まずは適切なお薬の力で「ぐっすり眠れた」という安心感を取り戻すことが大切です。
治療によるベネフィット
脳をしっかりと休ませることで、翌朝の目覚めがスッキリとし、日中の集中力や意欲が回復します。心に余裕が生まれ、前向きに日常生活を送れるようになります。
当院のお薬に対する考え方
当院では、依存性や副作用が少ないとされる新しいタイプの睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬など)を優先的に検討します。症状が改善してきたら、少しずつお薬を減らしていく(減薬・休薬)ことを最終目標にサポートします。
お薬だけに頼らず、自律神経を整えて自然な眠りにつくためのアドバイスを行います。 朝日を浴びて体内時計をリセットする、就寝前のスマホやアルコールを控える、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるなど、今日からできる具体的な習慣をご提案します。
不安やうつ状態が強い場合は、睡眠薬だけでなく、心の緊張を和らげるお薬(抗不安薬など)を併用することで、よりスムーズに不眠が改善することがあります。
安心して治療を続けていただくため、お薬のリスクについても透明性を持ってお伝えします。
お薬の副作用について
睡眠薬の種類によっては、翌朝に眠気が残ったり、ふらつきやめまいが生じたりする場合があります(特にご高齢の方は転倒に注意が必要です)。万が一お体に合わないと感じた場合は、すぐにお薬を調整しますのでご相談ください。
自己判断での服薬中止の危険性
「昨日は眠れたから」と自己判断で急に睡眠薬を飲むのをやめると、反動で以前より強い不眠(反跳性不眠)が出ることがあります。お薬を減らす際は、必ず医師の指示のもと、段階的に行います。
アルコールとの併用は厳禁
睡眠薬とアルコールを一緒に飲むと、薬の作用が強く出過ぎてしまい、記憶障害やふらつきなど重大な事故につながる恐れがあります。寝酒も睡眠の質を極端に下げるため、治療中は控えていただきます。
費用について
保険診療となります。初診時は、3割負担の方で約2,000円〜3,000円程度(検査の有無により変動、お薬代は別途薬局でお支払い)が目安となります。
「眠れない」という夜の長さ、孤独感は、経験した人にしか分からない本当に辛いものです。 「そのうち眠れるようになるだろう」と我慢したり、アルコールの力で無理やり意識を飛ばしたりすることは、かえって心と体を傷つけてしまいます。
当院は、内科で身体の異常をチェックし、睡眠障害内科で眠りの質を改善し、心療内科で心のストレスを紐解くという、総合的なアプローチができる数少ないクリニックです。
「昨日はぐっすり眠れた」――その一言が聞けるよう、私たちがあなたの心と体に優しく寄り添い、健やかな朝を取り戻すお手伝いをいたします。一人で悩む夜を終わりにしませんか?まずはお気軽にご予約・ご相談ください。
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